イヤイヤ期に大きな効果を発揮した一例
3歳になっても一向に止まないイヤイヤ・・
怒らないほうが良いのは分かっているけど、
なかなかそういう訳にはいかない・・・
そんなある時
「かあか、だいちゃんのこと、だいちゅきじゃないの?」
と聞かれて、
「え!?かあか、だいちゃんのこと大好きだよおおお!!なんで?そんなこと聞くの?大好きじゃないとおもったの?」
「うん。(コクリ)」
「そうだったの。歯を磨いたり、お風呂入れたり、やなことするから?」
「(コクリ)」
「それは、だいちゃんが大好きだからやってるんだよ。歯が痛くなったり、肌が荒れていたくなったりしないように、好きじゃなかったら、じゃあイヤがってるから良いや、って放っておくんじゃない?」
「うーん、そっかぁ・・」
言葉だけではイマイチ半信半疑の状態が続き、もう一度聞かれたこともありました。
そんな折、
とにかく歯磨きが嫌いでしたが、歯医者さんで、
「キシリトール100%のタブレットをご褒美にすると良いですよ」
と教えていただき、早速実践したところ、効果てきめんで、
喜んで苦手な歯磨きを頑張れるようになりました。
このこともあってか、大切にされているという確信を強めたようで、
「だいちゃんが、あかちゃんでもかわいいの?」
「もちろん、赤ちゃんでもかわいいよ!」
「3歳でもかわいいの?」
「そうそう3歳のおにいちゃんでもかわいいよ!!赤ちゃんのままでも、おにいさんになっても可愛いよ!」
「よかったー!!かあかだいちゅき!」
それ以来、毎日のように「だいちゃん、かあかのことだいちゅきなの。かあかも、だいちゃんのことだいちゅき!」と言って、反抗することが格段に減り、なぜか食欲も増え、いろいろお手伝いをしてくれるようにもなりました。
「これおいしい!こんな美味しいものあってよかったね!」と感嘆の声をあげながら食べています。
実は、私自身が、大学受験に失敗するまで、
親の愛を、ずっと、条件付きの愛、自慢できるから可愛いのであって、そうでなければ可愛くないのだろう、と勘違いしていました。
失敗しても、変わらず慈しんでくれると分かって、はじめて親の有難みに気づき、社会通念や道徳心などを大切にするようになった経緯があります。。
なので「こうでもこうでなくても大切」と意識して無条件の愛を伝えるようにしていました。
気を付けていたはずなのに、確認するまで、伝わっていなかったんだね…